緑内障、白内障、飛蚊症…「本当に怖い目の病気」の危険なサイン (2/2ページ)
そして、視界に何か違和感を持ったなら、受診することを勧めます」
■白内障の進行を遅らせるお手軽アイテム
次は、失明の危険こそないが、70歳を過ぎると、ほとんどの人が患うとされる「白内障」。水晶体が濁ることで視力が低下する病だが、こちらは初期でも、目のかすみなど表中のような症状が見られるのが特徴だ。
「メガネの矯正をどんなにしても見えないという場合も、白内障である可能性が高いです」(前出の松原氏)
しかし、日常生活で“あること”に注意すれば、白内障の進行を遅らせることができるという。
「白内障は、紫外線を多く浴びると進行します。私は以前、奄美大島で開業していたことがありますが、本当に患者が多かったんです。天気のいい日には、サングラスをかけて外出してください」(前同)
さらに松原氏によると、点眼薬で進行を遅らせることもでき、濁った水晶体をレンズに取り替える手術も、最近では日帰りで可能とのことだ。
白内障と同様、初期症状が出る場合があるのが「網膜剥離」。網膜が剥がれて失明の恐れもある病気で、「飛蚊症」が、その危険サインとなることも。
「明るい所や白い壁、青空などを見つめた際、目の前に虫や糸くずのような“浮遊物”が飛んでいるように見える症状です。特に、この浮遊物が急激に増えたときは要注意。受診してください」(同)
ちなみに、ほとんどの飛蚊症は放っておいても大丈夫なものだが、中には、この浮遊物が気になり、ノイローゼになってしまう人もいるとか。松原氏によれば、現在ではレーザー治療で、この浮遊物を消すことが可能になり、同クリニックでは、すでに1400症例以上の実績があるという。
現在発売中の『週刊大衆』3月29日号では、老眼にも効果のある「望遠訓練」や視力回復のチャンスもある「眼圧リセット」の方法を掲載している。