中村メイコ 映画1本のギャラで赤坂に家を買った (2/2ページ)

アサ芸プラス

中村 私、20歳で婚約したんですけど、それより前だから10代ですね、きっと。

テリー その頃の芸能界ってそんなに儲かったの?

中村 そうなんでしょうね。あの頃の映画のギャラが1本いくらなのか、私は知らないんですけど。でも私、しばらく赤坂に住んでたんですね。それはある日、車に乗ってたら、母が外国のおうちみたいな、ちょっとこぎれいな庭付きの家を見つけて「あら、いいわね」って。それで「ママ、ここへ住みたいの? それじゃ気が向かないから断ろうと思ってる映画が1本あるんだけど、出るわ。それで買えば?」って言ったんです。

テリー その映画1本のギャラで家を買ったの?

中村 そう、土地付きで。どういう世の中だったんでしょうね、ほんとに。

テリー いや、こっちのセリフですよ。今、その家は?

中村 どうなっちゃったのかわかんない。今は土地も建物も何にもないですね。

テリー もうメイコさんの話は浮世離れしてるんだよなぁ(笑)。そもそも2歳でデビューして、今年で芸能生活85年ですよね。

中村 そうですね。

テリー それがまず、すごすぎますよね。デビューはどういう経緯で?

中村 あのね、私の父が作家だったでしょう。お友達に横山隆一さんとか漫画家さんが多かったんですね。

テリー 横山さんっていうと「フクちゃん」ですね。

中村 そう。「フクちゃん」はその頃、すごく人気のある新聞の連載漫画で。それに目をつけた当時の東宝の社長が父と仲良しだったみたいで、「おい、君のところのチビを貸せよ」と。それで私、当時はシャーリー・テンプルっていう有名な子役さんみたいに、きれいにパーマをかけてたんですけど、昼寝してる間にバリカンでイガグリ坊主に刈られて。

テリー まぁ、2歳じゃあ問答無用ですよね。で、すぐに天才子役って呼ばれるようになるの?

中村 すぐそういうふうに言うじゃないですか、世の中って。何が天才だかよくわからないですけどね。

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