まさに法悦!やんごとなき女性たちの人生を狂わせてしまった念仏僧侶のエピソード (4/4ページ)
浄土宗の開祖)と、先輩弟子の親鸞聖人(しんらんしょうにん。後に浄土真宗の開祖)を流罪に処したのでした。
松虫と鈴虫の末路については不明ですが、寵愛を失って放逐され、勅勘(ちょっかん。陛下のお怒り)をこうむっているため受け入れてくれる尼寺もなく、野垂れ死んだものと思われます。
エピローグ♪なもあーみだーぶーつ(南無阿弥陀仏)……なもあーみーだーぶーつ……
南無阿弥陀仏……南無阿弥陀仏……♪
いつか近所の住職さんが、法話の席で唄ってくれたものですが、小ざかしい理屈は一切抜きで、ただひたすらに仏を念じ「お救い下さい」と希(こいねが)う。
宗教の底力。戦国時代、徳川家康を苦しめた一向一揆。Wikipediaより。
その姿から一向宗(いっこうしゅう)とも呼ばれた浄土真宗の、時に権力者さえ震撼せしめた歴史に「一念(いちねん)岩をも通す」の言葉を思い出します。
葬儀や法事の席などで耳にするお経や念仏には、かつて仏の救いを求めた人々の情熱が込められていることを思うと、少しは眠気も収まるかも知れません。
※参考文献:
下川耿史 監修『教科書が教えてくれない18禁の日本史』宝島社、2017年1月
石井進『日本の歴史7 鎌倉幕府』中公文庫、2004年11月
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