最先端の研究で判明! 腰、首、膝などの慢性痛改善のカギは「脳」にあり (1/2ページ)
ストレッチやマッサージをしても、整体、鍼、カイロプラクティックに行っても、なかなかとれないのが腰、首、膝などのしつこい慢性的な痛み。
実は、その原因が腰、首、膝にはない場合が多くあるということが、アメリカのスタンフォード大学やノースウェスタン大など、さまざまな研究機関によって明らかになってきています。
その注目すべきポイントは「脳」です。
■慢性痛の9割は脳が原因「慢性痛の9割は脳が原因といいます。これは、私の持論ではなく、医学界ではよく知られた話です」と述べるのが『見るだけでしつこい痛みがすーっと消えるすごい写真』(アスコム刊)の著者で医学博士の河合隆志さんです。
ノースウェスタン大学の研究では、慢性的な痛みに苦しんでいる人と健康的な人、それぞれの安静時の脳活動を比較したところ、健康な人の脳の方が血流量が多く、活性化していることがわかっています。さらに、同大学の研究では、健康な人と慢性痛に苦しんでいる人に同じ刺激を与えたところ、「側坐核」という痛みをやわらげる働きの部位が、健康的な人だけ活発に動き、慢性痛の方は活発に動いていないことがわかったそうです。
そもそも痛みを感じるのは、患部から脳に「痛い!」という信号が送られているから。この信号を最終的にキャッチするのが、脳の偏桃体という部分です。
これがクセモノで、扁桃体は一度「痛い!」と感じると、痛みにビクビクしてしまって、患部が完治しても「痛い!」と勘違いしてしまうクセがあるそうです。
■脳の勘違いを解かない限り、痛みは消えないこの痛みでビクビクしている扁桃体を元の状態に戻す働きをするのが先ほどのノースウェスタン大学の研究でも出てきた「側坐核」です。
この側坐核の働きが活発になると、扁桃体は「あれ? もう痛くないじゃん!」と気づきます。すると長引くしつこい痛みが消えていくのです。
側坐核を活発にするのが、楽しい、うれしい、笑った、興奮したなどと脳が感じたときに発せられるドーパミンです。では、手軽にドーパミンを出すには、どうすればいいのか。そこで河合さんが着目したのが写真です。