最先端の研究で判明! 腰、首、膝などの慢性痛改善のカギは「脳」にあり (2/2ページ)
■写真だからこそ、脳に刺激を与えやすい!
脳に送られる情報の8割は視覚だといわれており、目から入った多くの情報によって脳はさまざまな刺激を受けています。つまり、うれしい、楽しいと感じられる写真を見ることで、脳が刺激され、多くのドーパミンを発し、側坐核を活発にできるのではないかと河合さんは考えたのです。
「そんな簡単に?」と思われるかもしれませんが、スタンフォード大学の研究では、痛みに苦しむ人が、「好きな人の写真」を見たところ、脳の血流量が増加し、痛みがやわらいでいったという結果が得られています。
本書には、下の写真のようなドーパミンなどが発せられる、楽しさや驚きを与える写真が31枚掲載されています。

さらに、写真には脳に「痛みに関する脳の勘違い」を正す格言が掲載されています。これを読むことで「痛み」について誤解を正すことによって、「もう痛いわけがないんだよ」と脳に直接訴えかける効果があるといいます。
■著者も慢性痛に悩んで医師を目指した日本整形外科学会専門医の河合さんは、慢性的な痛みに悩む人たちと数多く接してきました。そして、自身も学生時代に慢性痛に悩んだ経験から、一度慶應義塾大学理工学部および大学院修士課程を修了したあとに、東京医科大学医学部に入学したという経歴の持ち主です。
「くれぐれも、まず病院で体自体が壊れていないか、徹底的に調べてもらうことは忘れないでくださいね」と念を押した上で、新しいメソッドということで賛否両論を覚悟しつつも「痛みのない幸せを一人でも多く感じてほしい」と本書を書いたといいます。
『見るだけでしつこい痛みがすーっと消えるすごい写真』はそんな河合さんの想いが詰まった一冊といえるはずです。
(新刊JP編集部)