テリー伊藤×山本昌対談「田中将大は15勝はいける」 (2/4ページ)
テリー 15勝はすごいなぁ! でも、本心はメジャーに残りたかったはずで、それがコロナとかいろいろ条件が重なって、ありがたいことに日本に帰ってきてくれた。日本中のファンが大喜びですよね。これってピッチャーとしては、やりにくくないんですか?
山本 普通は「メジャーであれだけやったのに、日本ではこんなもんか」って思われるのが、いちばん嫌でしょうね。ただ、マー君がそれを気にするとも思えませんし、20勝近くする力があって、メジャーに行って、あれだけの活躍をしたわけですから。
テリー そりゃ、そうか。
山本 私はあれだけの強打者たちに対峙してきた経験があれば、各チームのナンバーワンクラスの打者以外は、ある程度、見下して投げられると思うんです。そのへんで優位に立てるんじゃないかと思いますね。
テリー 逆はないんですか。どの打者もマー君の首を取って名前を上げてやろうと思ってますよね。マー君からホームランを打てば、翌日のスポーツ紙の一面ですから。
山本 それもありますよね。オープン戦でマー君から3ランを打った中田翔君が「ほれ見ろ!」って感じでしたから(笑)。みんな必死で攻略にきますよ。パ・リーグはセ・リーグより野球全体がパワーに移行してますので、力対マー君の激突が見られます。それはもうみんな張り切ってると思います。
テリー セ・リーグでいえば、桑田(真澄)さんが巡回コーチ(1軍投手チーフコーチ補佐)という形で巨人に戻ったのも大きな話題ですよね。それも1月に急に原(辰徳)監督から声がかかって、じゃあやってみようかっていう。あれってビックリですよね。
山本 いや、ビックリしました。野球界に32年身を置きましたけど、ああいう人事は初めてです。あの時期に正式なコーチとしてOBが招聘されるのは、ちょっと珍しいですね。
テリー ねぇ。