テリー伊藤×山本昌対談「田中将大は15勝はいける」 (4/4ページ)
例えば中日の大野雄大投手が2年連続で最優秀防御率のタイトルを取りましたけど、あれはツーシームをしっかり覚えて、それを進化させたから他のボールも生きてきた結果ですよね。大野投手があれだけのピッチャーになるって、誰も思ってなかったですから。
テリー そうですよね。
山本 だから1つのきっかけでポーンと上がる可能性を探っての、桑田さんの起用っていうのもあるんでしょうね。
テリー 例えば宮本さんと桑田さんで意見が違う場合もあると思うんですが、そういう時、選手はどうするんですか。
山本 それは、どちらも試して、ダメだと思ったらやめればいいんです。自分がいいと思うもの、結果が出たものだけを残していけば。野球選手は個人事業主ですから、クビになってもコーチは責任を取ってくれません。だから、コーチは「お前、これをやらないと試合に出さないぞ」なんて言っちゃダメなんです。
山本昌(やまもとまさ)1965年、神奈川県生まれ。84年、日本大学藤沢高校からドラフト5位で中日に入団。入団5年目のアメリカ留学で才能が開花。その後はチームのエースに成長し、94年には「沢村賞」受賞。06年、史上最年長41歳でノーヒットノーランを達成、以降も数々の歴代最年長記録を樹立した。現在は、野球解説者・スポーツコメンテーターとして活動するほか、自らの経験を基に講演会の講師としても活躍中。