犬、猿、イタチ…近代の日本画家・橋本関雪の描く動物たちがふわふわでかわいすぎる! (2/3ページ)

Japaaan

橋本関雪「唐犬図」左

唐犬図(左)足立美術館蔵

ボルゾイのふわふわ感・ハウンドのビロードのようなきめ細かさがそれぞれ伝わってくるのも、この絵の魅力ですね!

「唐犬」とは「舶来の犬」という意味です。

この絵に描かれているのは、関雪が実際に飼っていた犬たちです。

関雪は大の犬好きで、日頃からよく観察・写生していた結果、この絵を描く頃には実物を見なくても頭の中で形が出来上がっていたと言われています。

関雪は四条派の写実的な動物の表現を基礎に、中国の古典や西洋画からも着想を得て、独自のスタイルを作っていきます。

その古典的手法を踏まえながらも、新たな要素を上手く取り入れた作風は「新南画」「新古典主義」と呼ばれ評価され、大正・昭和を代表する画家の一人となっていきました。

『秋圃』(1939年)

秋圃(1939年)足立美術館蔵

この絵では秋の草を背景に、イタチが描かれています。

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