志村けん「彼女ができるととにかく一緒に住み始めてしまう」流儀のコメディアンが求めた共演タレントの条件
みんな大好き志村けん氏。今回、本誌では「女性」という観点から氏を検証。といっても、下衆雑誌と一線を画す我々、スキャンダルな下半身ネタには目もくれず、「ネタにおける女性の役割」にのみ着目。そこから見えてきたものとは?
志村によると「彼女ができると、とにかく一緒に住み始めてしまうというのがオレの癖であり、流儀だ」。最初はドリフターズの付き人を1年間休んでいた19歳の頃。相手は専門学生だったが、子供ができたことで、お金のない志村は別れを選択するしかなかった。
その後、正式にドリフのメンバーとなった志村は、前座を務めていた歌手と同棲するも、相手の母親に浮気現場を目撃されて破局してしまう。
『8時だョ!全員集合』(TBS系)で人気が爆発していた頃、志村は3年以上同棲している相手がいた。その同棲先に、浮気相手が「別れると言ったじゃない!」と包丁片手に持って押し掛けた。もちろん別れることになったが、3年以上の同棲を内縁関係とみなされて財産を半分持っていかれてしまう。
その後、結婚を前提に同棲するも3年近くなると別れることを繰り返してきた。夢中になっている期間は1年くらいで、蜜月期間を過ぎると、少し鬱陶しくなってしまうのだ。
志村によると「付き合い始めは、自分の感情がカーっと燃え上がるんだけど、すぐに飛び付くようなことはしない。横目でジ~っと観察を続け、『だいじょうぶだぁ~』と踏んでから次のステップに移る。そして、『自分の女になったんだ』と安心すると、これまで上昇していた血圧が下がるように、一気に通常のテンションに戻る。すると、今度は『冷たい』と言われる」(『志村流遊び術』)という。
■『志村の壁』を突破してきた優香、いしのようこ
ネタを考えている期間は、話しかけられたくないし、同じ屋根の下に人の気配がすること自体が嫌だという志村。女性が自分と向き合ってほしいと求めても、芸のことで頭がいっぱいでエネルギーを注げない。「芸以外の何を俺に求めているんだろう」と思ってしまうのだ。
志村にとって「理想の女性」は自分の仕事を理解してくれて、自分の芸の大ファンでいてくれる人だったが、最後まで理想に適う女性は現れなかったようだ。
また、志村が女性共演者を起用する際のポイントは「よく笑う子」。「笑うのが好きな子は、人を笑わせることを知らず知らずのうちに覚える」からだ。そして、「幸せを売るんだから、まず自分たちが幸せじゃなきゃいけない」という。
そのため、新人のタレントが来ると必ず放屁して、笑ったら「この子はイケる」、ムスッとしていると「NGを出す」のだとか。そんな『志村の壁』を突破してきたのが、優香であり、いしのようこであり、みひろなのだ。
(EX大衆4月号「志村けんと女性たち」女性観)文●大貫真之介