キングオブコント 2013年王者かもめんたる・岩崎う大が語る「志村さんのディフォルメの凄み」 (2/2ページ)

日刊大衆

■志村のすごさとは

――う大さんがコントをやるうえで、志村さんのように演じることの難しさはありますか?

 志村さんの何がすごいって、気持ちよく演じていることが大勢の人の心を打つ面白さにつながっているところなんですよ。自分だけが陶酔して、大衆の共感を得ないことは往々にしてありますから。僕たちはそこを目指してやっているんです。

――かもめんたるのコントは男女のネタが多い印象がありますが、演出のこだわりはありますか?

 そこに「女性だから」というのはなくて、「リアルかリアルじゃないか」という視点で演じています。

――確かにかもめんたるのコントはリアルとファンタジーの振れ方が面白いです。

 リアルからグラデーションを狂わせていって、その先にある“ヘンテコリンな世界”にリアリティを持たせることが僕たちのやり口なので、そこは大事にしているところですね。

――「笑い」に対するストイックな姿勢は志村さんと、う大さんに共通しているんじゃないかと感じます。

 そう思っていただけたらありがたいです。志村さんは「変なおじさん」「変なおばあさん」を演じることが好きだったはず。僕もそう。これからも「『変な人』がいる世界」を表現していきたいです。

PROFILE 岩崎う大 いわさきうだい。1978年、東京都生まれ。お笑いコンビ・かもめんたるとしてだけでなく、近年は劇団かもめんたるとしての活動も活発。2020年から2年連続でその本公演での戯曲が、岸田國士戯曲賞候補に挙がっている。主な著作に『マイデリケートゾーン』(小学館)他。

(EX大衆4月号「志村けんと女性たち」岩崎う大)文●大貫真之介

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