弥生男子は絶倫男子!?『魏志倭人伝』『後漢書倭伝』に見る生命力みなぎる古代の食生活 (2/3ページ)
次に『後漢書倭伝』には、「気温暖、冬夏生菜茹」。
いずれも同じような内容で、「倭の国は気候が温暖で、冬も夏も野菜があって茹でて食べている」とのことです。
現代でも、野菜の摂取量と寿命の長さが比例することはよく知られています。野菜は不老長生には欠かせない食べ物です。
しかも当時の人が食べる野菜はどれも「旬」のものだったはずです。新鮮な野菜には活性酸素の毒性を追い払い、体細胞の酸化やガンの発生、老化などを抑制するはたらきがあります。
また、おそらく当時は、調理法の選択肢は多くなかったでしょうから、人々は野菜を簡単に茹でて食べていたと思われます。
栄養的な面から考えてみると、調理法がシンプルな方が栄養も効率的に摂取することができます。ビタミンCやビタミンEを始めとするビタミン類、カロチン、カリウムなどのミネラル、繊維質などを、当時の日本人はたっぷり摂取していたのです。
さらに、貝類をよく食べていたという事実も見逃せません。
『魏志倭人伝』には「倭人は、海に潜って魚貝類を捕らえる」という記述がありますし、邪馬台国と同時代と見られる佐賀県の吉野ヶ里遺跡から出土したカキの殻は、人の頭ほどの大きさでした。
特にカキについて言えば、これには男性の精子の原料であり、精力を強化する上で欠かせないアミノ酸の一種・アルギニンが多く含まれています。

