阪神の首位快走は巨人には止められない? 因縁の“初物投手”に苦杯、原監督の苦悩は次カードでも続くか (2/2ページ)

リアルライブ

『新人をぶつける』というのは、相手打線への心理的な揺さぶりにもなるんです」(前出・同)

 「知らない、初対戦」はバッターにとって、マイナス的な発想につながるようだ。

 結果論ではあるが、打線を変更した時点で原監督は阪神ベンチの術中にはまっていたのかもしれない。

 もっとも、「初物に弱いのはどの球団も同じ」との声も聞かれた。おそらく、1987年8月、中日の高卒ルーキー・近藤真一(現・スカウト)にプロ初先発でノーヒットノーランを食らったインパクトが強く、「巨人は…」と言われるのだろう。

 「そのうち何とかなると思っているうちに、ゲームセットなんてこともあります」(前出・同)

 プロとしての驕り、油断もあるようだ。
 「原監督は伊藤将を学生時代から知っていました。自身が客員教授を務める国際武道大学の卒業生なので、カーブを使った緩急のピッチングスタイル、ツーシームが武器だということも」(球界関係者)

 次節の広島戦だが、大道温貴、森浦大輔、栗林良吏といった新人投手をベンチ入りさせている。阪神に連敗し、勝率は5割。ベストメンバーを組めない事情も分かるが、厳しい展開が続きそうだ。(スポーツライター・飯山満)

「阪神の首位快走は巨人には止められない? 因縁の“初物投手”に苦杯、原監督の苦悩は次カードでも続くか」のページです。デイリーニュースオンラインは、スポーツなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る

人気キーワード一覧