“日本人には優しい”は本当? ドイツ人がアジア人を一括りにせず特別視する理由とは (1/2ページ)
アメリカでは、アジア人に対するヘイトクライム(憎悪犯罪)が多発し、アジア系住民が暴力被害を受けるなどして社会問題と化している。アメリカと同様、ヨーロッパでもフランスでアジア人がコロナを理由に暴力を振るわれる事件が起き、事態は穏やかではないが、同じヨーロッパでもドイツではアジア人差別は少ないようだ。特に日本人に対する差別はあまりなく、SNSでは「コロナ禍以前にヨーロッパに旅行したけどドイツ人だけは優しかった」「フランスでは差別を受けたけどドイツでは皆無だった」といった声も挙がる。
日本人ではなく“アジア人”と一括りに考える国が多い中、実際、在独約10年の日本人男性に話を聞く と、「ドイツ人はアジア人を一括りにせず日本人、ベトナム人などと分けて考えている」と言う。特に日本人に対しての印象がいいと言うドイツ人は多く、アニメの影響や技術の進歩に感心する人が若者を中心にいるそうだ。とりわけアニメに関しては、ここ数年で興味を持つ若者が多く、Netflixなどの動画配信サービスを通じて日本のアニメを見るなどしてファンを増やしている。コロナ禍前はアニメに関するイベントなども行われていた。また彼によると、年配の人も過去に同盟国として戦った経験から日本人を同志と思っている人や、日本人の気質を気に入っていると感じている人も多数いるという。「ドイツ人はある程度、他人と距離を取りたがるので、陽気な国民性より、礼儀正しくシャイな部分がある日本人の気質が気に入っているのだと思う」と分析する。
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日常でも日本人がいい意味で特別視されている場面に出くわすことはあるようだ。大家さんが新しい入居者を決める時、綺麗に使ってくれるという理由で日本人を優先して探す場合も多い。特に一度日本人に家を貸した人は次も日本人を、と考えるのだそうだ。在独7年の日本人女性は「ドイツでは、日本人に対して丁寧だったり信頼できるといういいイメージを持っている人は多いと思う。