ハンバーガー、うどんも家計を圧迫!人気チェーン「春の便乗値上げ商品」に注意 (1/2ページ)

日刊大衆

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 4月1日、消費者向けに商品やサービスの税込み価格を記載する「総額表示」が、あらゆる業種で義務化されることになった。

 外食チェーン『モスバーガー』を運営するモスフードサービスも、この制度改革に対応した。
「店内飲食とお持ち帰りで、税込み価格が異なっていたんですが、4月1日から同じになり、10円単位の分かりやすい価格に統一しました」(同社IR・広報部)

 しかし、主力の『モスバーガー』など、一部の商品が10〜50円の値上げに。もともと低価格帯のハンバーガーやドリンクなど、商品の4割は価格を抑え、店内飲食で数円値下げしたが、「原材料費、物流費、人件費などの高騰に加え、新型コロナでお持ち帰りの需要が伸び、包装資材の使用量が増えているため、総額表示への変更に合わせて、価格を改定しました」(前同)と説明する。

 各社、理由はさまざまだが、こうした値上げをする企業が、この春、ジワジワと増えている。

 ちなみに、菊正宗酒造の『樽酒』や、マルハニチロの缶詰『さんまの蒲焼き』も値上げされた。

「それぞれ、樽の材料であるスギ木材の価格高騰と、サンマの記録的不漁が原因です」(全国紙経済部記者)

 また、うどんチェーン『丸亀製麺』は、かけうどんなどを20円値上げ。同業の『はなまるうどん』も、かけ(大)を10円前後、値上げしている。

「原料の小麦が値上がりしたことや、新型コロナによる客数の減少、感染防止の仕切り板の設置費用が、かさんだことも大きいようです」(前同)

■ラーメンも値上がり、消費者は悲鳴

 これらの値上げの背景を、ファイナンシャルプランナーの飯田道子氏が解説してくれた。

「食品の値上げで最も痛いのが、小麦と食用油です。両方とも、家庭で使うばかりでなく、外食や総菜の価格も押し上げるからです」

 小麦の価格が上がったのは、政府が一括で管理している輸入小麦の価格を5.5%引き上げたことによるという。

「これは、中国が国際市場で買いつけを増やしたり、ロシアが輸出の際の税金を増やしたことが原因です。

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