雪中で筍堀り?しかも裸足で?この浮世絵に隠された親子の愛情ストーリー (2/5ページ)
だからこの大きな布団に同じような境遇の者が自然と集まり、交友が深められたらと思って作ったのです』
と答えました。
「李粛」は孟宗が夜が更けていくのも忘れ書を読み耽る姿に、“国のために大きな仕事を担える器がある”と評しました。
その後、孟宗は呉の武将である「朱拠(しゅきょ)」の軍吏となり、陣営に母を迎えて暮らすことになりました。しかしそこは雨が降ると雨漏りがするのです。
孟宗は自分がいつまでも鳴かず飛ばずのせいで、そのうえ雨漏りするような家に母を住まわせることになるとはと、孟宗は泣いて母に謝まりました。
母は『今はただ励み勉める時です。雨漏りぐらいで何を泣いているのです』と孟宗を励ましました。
その後、朱拠は孟宗の才覚を評価し、塩池という地方の“司馬”という上級官職に任命しました。
孟宗はその地で自ら網を編んで魚を獲り、鮓という魚の保存食を作って母に届けます。しかし母は『司馬というのは人民を治め、導くのが仕事です。こんなことをしている暇はないはずですよ』と孟宗を叱りました。