業務のIT化。急な変化に「ついていけない」人が出てきたときの対処法 (2/5ページ)

新刊JP

もちろんそのスピード感に適応できるならいいんですけど、そうではない会社もあると思います。その場合は、まず少しずつ導入していくということが大事になるのですが、その中でも一番大事なことは、なぜこのツールを導入するのかということをちゃんと伝えることだと思うんですね。

テレワークの導入も、大半の企業ではテレワークすること自体が目的化してしまっているように思います。なぜ会社としてテレワークに移行するのか、その先にある目的をしっかり伝えるということをしないと、納得感を得られないまま進めることになってしまいます。

――説明がないと、無理やりテレワークを押し付けられたという感覚に陥ってしまいます。

四宮:準備もちゃんとできていないのに、となりますよね。導入されたツールを覚えるのも面倒ですし、会社が何に向かっているのか分からないという感情を抱いてしまいます。

――本書の中でIT化への抵抗勢力について触れられていますが、IT化を推し進めることに従わない人も出てくると思います。そうなると業務改善が進みにくくもなりますが、そうした人たちにツールを使ってもらうようにするためにはどうすればいいのでしょうか。

四宮:いろいろなパターンがあると思いますが、そもそもなぜ抵抗する人たちが出てくるのか、それを見極めることが大事だと思います。パソコンを使うのに慣れていないから嫌なのか、新しい作業が増えるから嫌なのか、自分のやり方を変えられることが嫌なのか、そこには抵抗する理由があって、それによって対策は変わってきます。

例えば、パソコンをあまり使ったことがなくて抵抗しているのであれば、実は攻略はそんなに難しくありません。単純にしばらく横に座って一緒に画面を見ながら教えてあげるんです。ただし、代わりにやってあげてはいけません。とにかく本人たちにやらせてみる。上手くできないのは当たり前ですが、じれったい気持ちを押さえながら、とにかく見守りましょう。

成功体験を感じてもらうことはすごく大事で、普段パソコンを使っていない人って、パソコンを使うことにすごいハードルの高さを感じているんです。

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