業務のIT化。急な変化に「ついていけない」人が出てきたときの対処法 (4/5ページ)

新刊JP

どれだけそこに投資するのかも含めて。

四宮:そこは重要だと思います。ただ、お金というところで言えば、投資の視点で考えることはもちろん大事だけど、実際いくらかかるのか、どれくらいかけるのか、投資とはいえ失敗のリスクもあります。受託で社内サーバーを用意して開発をしてもらって、それを運用するというタイプですと、最初に数百万、場合によっては数千万のお金が発生するので、そこにリスクを感じるのは当然です。

だから、いかにクラウドサービスを上手く活用するかというところも必要になってきます。クラウドのメリットは基本的にサブスクリプションなのでいつでもやめられるし、乗り換えも可能なところです。また、クラウドサービスを使うことで社内で管理しなければいけなかったサーバーの運用費用をなくすことができますので、そのような見えにくい費用を削減できると考えても、クラウドの方が金額面でメリットが大きいのではないかと思います。

――会計システム一つとっても色々なサービスがありますが、クラウドのサービスの選び方にコツはありますか?

四宮:一番良いのは、クラウドサービスを使った開発や運用に長けている業者に最初に支援に入ってもらうことだと思います。今、弊社のような特定のクラウドサービスに特化したSIerが多くいますので、そういったところにまずは相談し、そのクラウドサービスのメリット・デメリットを把握し、自社の業務課題を解決できるツールなのかどうかを判断します。

逆に良くないのは、機能のあるなしだけで判断してしまうことです。機能としてはあるかもしれないけれど、その機能は自社が本当に求めているものなのかは意外と分からなかったりするんです。だから、機能の〇×表を見てシステムを入れてしまうのは避けたほうがいいですね。

――では、最後に本書をどのような人に読んでほしいとお考えですか?

四宮:まずは、中小企業の経営者の方々。そして、実際に業務改善を進めていく現場の方々にもぜひ手にとってほしいです。あとは私たちと同業の方々。SIerの方々にもぜひ読んでいただきたいです。

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