あの犬型ロボット「スポット」がフランスで軍事訓練を開始 (7/8ページ)

カラパイア



我々は顧客がロボットで人に危害を加えることなど決して望んでません


・検討中のボストンダイナミクス。人に危害を加えるか否かが焦点

 スポットの利用規約は「危害を加えるため、または人や動物を威嚇する目的で武器または武器のように使用すること」を禁じている。

 だがこんな規約では軍も兵士の偵察を手伝うロボットはその規約に反してない、と主張できそうだ。むしろ軍事的関与の言い訳とみなす人もいるかもしれない。

4_e
image credit:lignesdedefense

 ペリーは海外メディアThe Vergeのインタビューに対し、ボストンダイナミクスはサプライヤーや顧客によるロボットの兵器化を禁ずる明確な方針を掲げていたが、軍の顧客による兵器ではない形での運用禁止については「現在検討中」と答えている。

軍隊がロボット工学を使って人を危害から遠ざける限り、その方法はテクノロジーの有効活用として非の打ち所がないものと考えます。現在議論に上がっている前方展開モデルについては、人に危害を加えるために積極的に使用してるか否かの判断が必要なため、そこをよく理解しなければなりません

 
 研究者を含むさまざまな人々からの反対や懸念をよそに、世界中の軍隊が戦場にロボットを押し出している。
「あの犬型ロボット「スポット」がフランスで軍事訓練を開始」のページです。デイリーニュースオンラインは、社会などの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る