チェルノブイリの被曝者から生まれた子供たちの遺伝子を調査。被曝の影響は見られず(国際研究) (2/3ページ)
さらに放射性同位元素の種類によって放たれる放射線も違うので、これによってもDNAが受ける傷は変わってくる。
こうした種々の損傷によって、どのような影響が生じるのか正確に予測することは難しいが、放射線を扱うことを避けて通ることができない以上、人体に与える影響をきちんと理解しておくのは大切なことだ。

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・被曝者の子供に放射線による遺伝子の変異は見られず
『Sicence』(4月22日付)に掲載された研究によると、チェルノブイリ原発事故で被曝した親から生まれた子供に、被曝によるものと考えられる遺伝子の突然変異は確認されなかったそうだ。
親から受け継いだわけでもないのに、年齢や環境などの要因によって受精後に生じる遺伝的変化のことを「新規突然変異」という。これはどんな子供でも50から100程度はある。
アメリカ国立がん研究所をはじめとする国際研究グループは、被曝者の子供と非被曝者の子供の新規突然変異の数に違いがあるのかどうかを調べてみた。
実際にそれを証明するのはむずかしいことだが、いくつもの方法でモデル化を試みた結果、両者に有意な違いは見受けられなかったそうだ。
ただし、研究の対象となったのは、親が被曝してから数か月~数年経ってから妊娠して生まれてきた子供たちだ。