サンスポ水戸正晴の「絶対万券」論「オセアグレイトが波乱を演出」 (1/2ページ)

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サンスポ水戸正晴の「絶対万券」論「オセアグレイトが波乱を演出」

 春爛漫。伝統の天皇賞・春 が5月2日に行われる。長丁場で争われる「春の祭典」は、数々のドラマを生み続ける、日本ならではのおもしろくも見応えある競馬と言っていい。芝3200メートルという舞台装置は、世界でもマレ。スピード全盛の時代にあって、とにかく興味尽きない一戦だ。

 それだけに不確定要素が少なくない。芝2000メートルで争われる天皇賞・秋より波乱含みである。

「秋の盾」は府中の芝2000メートルが舞台ということで、多頭数になるほど外枠の馬が不利を被ったり、スムーズな競馬ができない場合が多く、簡単に決まりづらい。なのに、馬券的には「春の盾」のほうが荒れている。長丁場のレースが少ないことから、出走各馬のスタミナの有無、距離の適性をきっちり読めないことによるものだろうか。いずれにせよ、馬券的には穴党向きの一戦だ。

 03年に馬単が導入されて以降、これまでの18年間、その馬単での万馬券は8回(馬連は7回)。この間、1番人気馬は4勝(2着1回)、2番人気馬は6勝(2着2回)。1、2番人気馬のワンツー決着は2回のみと、人気どおりにはいかず、過去のデータからも難解なGI戦であることがわかる。

 また、他のGI同様、年齢的には4、5歳馬がよく連対を果たしている。出走頭数が多いこともあるが、そのあたりは頭に入れておいていいだろう。

 それでは今年の顔ぶれを見てみよう。これは、と絶対視できるような馬はいない。本来なら菊花賞で3冠馬コントレイルと大接戦を演じたアリストテレスが不動の存在、主役となってよかった。が、前走の阪神大賞典でよもやの大敗(7着)。道悪に敗因をみる向きもあるが、前々走のAJCCは不良馬場で勝利をモノにしている。陣営の落胆ぶりはかなりのもので、それだけにきっちり巻き返せるかどうか、微妙である。

 他ではとなると、牡馬ではオーソリティ、ディープボンド、ユーキャンスマイル、そして復活の兆しが見える菊花賞馬ワールドプレミアということになるが、それでも全幅の信頼を寄せきれるまではいかない。

 今年の特徴としては牝馬の存在。

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