「温室効果ガス46%減」の切り札!?「水素発電所」が山梨に誕生 (2/2ページ)

Asagei Biz

 先日、国内4ヶ所でバイオマス発電所を運営する独立系の電力大手のイーレックスは、山梨富士吉田市に国内初となる商業運転を目的とした水素発電所を建設することを発表。供給量は約100世帯の一般家庭が1年間に使用する電力を賄える程度と規模は小さいが、「同じ再生可能なエネルギーでも太陽光のようにパネルを置くための広大なスペースを確保する必要もなく、風力のように天候に左右されることもない」とメリットを説明するのは電力事情に詳しいジャーナリスト。

 ヨーロッパでは今後20年で水素発電が大きな割合を占めていく見通しで、イギリスでは大手ガス会社のカデントが水素ガス供給網の整備を進めていくと発表。アメリカでも3ヶ所の水素発電所が建設中で、100万世帯の年間消費電力を供給できる大規模なものだ。

「水素発電は化石燃料と違って燃焼させてもCO2も有害物質も発生せず、原発のように扱いも難しくありません。特に建設予定地の山梨には国内の水素燃料・発電の研究施設が集まっており、一大拠点となりつつあります」(前出・ジャーナリスト)

 政府は30年までに原発一基分に相当する1000メガワット分を水素発電でまかなうことを目標に掲げている。現在、FVCの普及に加え、専用の水素ステーションが全国各地に続々と誕生しているが、こうした動きも水素発電を後押しすることになりそうだ。

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