長瀬智也 主演ドラマ「俺の家の話」最終回で、舞われた能「隅田川」の話をわかりやすく解説 (1/4ページ)
長瀬智也さんがTOKIOとして最後に主演したドラマ『俺の家の話』ご覧になりましたか?私はもうハマりましたーーー!
その最終回で演じられる能のシーンがありましたが、あの能の意味が分かると、あのシーンの重要性が倍増です。
ということで、今回はその能についてご紹介します。
能「隅田川」
能楽作品『隅田川』は室町時代に観世十郎元雅によって作られた作品で、主人公は“狂女”、さらわれた息子“梅王丸”を探して旅しながらやがて気が狂ってしまった母親です。
始まりは隅田川の渡し守が、京都から来た旅の男と話をしながら登場します。
「今日は大念仏(大声で阿弥陀仏を唱える法会)だから大勢人が集まるだろうな」
「それはそうと京都から来たという狂女を見たから少しまとう」
狂女が登場します。子供が行方知らずになったことを嘆いています。
当初、渡し守達は狂女をからかい半分に扱いますが、あまりの狂女の哀れな姿に心打たれ「このような優しい狂女などまずいない。さあ船に乗りなさい」と渡し守は親身になって狂女を船に乗せます。
やがて狂女が“あの対岸の柳の根元で人が集まっているのは何ですか”と訪ねると、渡し守は、あれは大念仏だと答えます。