長瀬智也 主演ドラマ「俺の家の話」最終回で、舞われた能「隅田川」の話をわかりやすく解説 (3/4ページ)
『豊国国芳東錦絵』「小倉擬百人一首 素性法師 信夫惣太・梅若丸」画:歌川広重 ウィキペディアより
里人が子供の死の間際に名前を聞くと“自分は京都は北白河の吉田某の一人息子です。さらわれてここまで連れて来ましたが、もう自分は死ぬでしょう。京都の人も通るだろうこの道の脇にどうか塚を作って、柳を一本植えてくれないでしょうか”
そのような哀れな子供のために、里人たちは塚を作り、柳を植えました。今日がその日から一年目で一周忌の念仏を唱えるために集まっているのだと教えました。
梅若丸と母の再会狂女はそれこそ我が子“梅若丸”だと気が付きます。渡し守が狂女を塚に案内すると、狂女は“この土を掘り返して息子の姿を見せて下さい”と頼むが、渡し守に諭されます。
やがて念仏が始まり南無阿弥陀仏が寂しく響きわたりはじめました。そこに一瞬、梅若丸が「南無阿弥陀仏」を唱える声が聞こえます。尚も念仏を唱えると、梅若丸が一瞬姿を見せます。
狂女は梅若丸を抱きしめようとしますが、スッと梅若丸は消えてしまいます。