人間の赤ちゃんを愛おしそうに見つめるメスのゴリラ。ガラス越しのやさしい交流が始める

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これまでの研究で、霊長目ヒト科に属するゴリラは、同じくヒト科に属する人間と考えられている以上に共通点が多いことが明らかになっている。
それは、社会性という点だけでなく、母親となったメスのゴリラの我が子への愛情の示し方や母性そのものにおいても言えるようだ。
このほど、アメリカ・マサチューセッツ州にある動物園を訪問した親子が、ゴリラのブースを訪れた。すると母ゴリラが、人間の赤ちゃんに深い興味を示し、ガラス越しから愛情あふれる交流を試みようとしたそうだ。メイン州の『NBCニュースセンター』が伝えている。
Mother shares unique maternal bond with gorilla (FULL VIDEO)
・母ゴリラ、来園客の赤ちゃんに近づき交流を図る
5月9日、マサチューセッツ州フランクリンパーク動物園を訪れたエメリーナ・オースティンさんと夫マイケルさんは、生後5か月になる息子のキャニオン君を連れてニシローランドゴリラのブースへとやってきた。
眠っているキャニオン君を抱いてエメリーナさんがガラスの傍に近付くと、メスゴリラのキキが興味津々でガラスの近くにやって来た。
キキは、人間の赤ちゃんを見て母性をくすぐられたようだ。ガラスの傍から離れようとせず、キャニオン君をやさしく見つめ、触れたそうな仕草を見せた。

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それを見たエメリーナさんは、キャニオン君の手をガラスにかざした。すると、キキはその手を握ろうとした。

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やがて、ガラスの傍から離れないキキの背後から、小さな子供のゴリラが興味あり気に近寄って来た。
パブロと名付けられているその子供のゴリラは、去年10月に同園で帝王切開で誕生したキキの息子だった。

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・母ゴリラの母性溢れるやさしさに感動
キキは、キャメロン君を抱っこするエメリーナさんと同じようにパブロを腕にやさしく抱き、まるで「うちの息子よ。見て」と言わんばかりにガラス越しに交流を図った。

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そんな姿を見たエメリーナさんは、ゴリラの母性愛溢れる優しさに大きく感動したという。後の取材で、エメリーナさんはこのように話している。
動物園に足を踏み入れた時は、こんな素晴らしい体験ができるとは想像もしていませんでした。
母ゴリラは、ガラス越しに息子の顔を撫でようとしたり、手を繋ごうとしたりしていて、その美しくやさしい姿には、感動と畏敬の念を抱きました。
ゴリラの顔には、母としての感情が溢れていました。ガラス越しに交流ができてとても嬉しかったです。
夫マイケルさんが撮影した動画がYouTubeでシェアされると、多くのユーザーらもキキのやさしい仕草に心を温められたようだ。
なお、今年3月にフランクリンパーク動物園は、810万ドル(約8億8600万円)という莫大な費用をかけて、園にいる6頭のニシローランドゴリラのために、より広大なスペースの保護区を夏に完成させることを発表している。
絶滅の危機に瀕しているニシローランドゴリラは、ゴリラ種生存計画(SSP)のような協力的な動物園間プログラムによって、野生の保護活動への支援だけでなく、飼育下においても絶滅危惧種の生存を確保するという献身的な支援が続けられているという。
written by Scarlet / edited by parumo