将来お金に困らない「家づくり」 その最大のポイントとは? (2/4ページ)
本書における家づくりの最大の特徴はなんですか?
平松:普通、ライフプランを考える際には、コストやリスクを逆算して入れ込んでいきます。家づくりも同じで、「この年齢で家を建てるということは、これから大きな地震に何回か遭遇する可能性があるから、耐震性をはじめとした家の性能もこのくらいにしないといけない」といった具合にコストとリスクを考慮する必要があります。
また、光熱費についても、「たとえば太陽光発電で月々の光熱費をこれくらい下げることができるから、初期費用がこれだけかかっても何年で回収できて、その後はお得に住める…」といった形で組み立てていくことができます。
建てた家がその後どうなっていくかというデータを元にしながら、その人のライフプランに合い、なおかつお得に住むことができる家を提案することができる。それが本書で書いた家づくりの特徴ですね。
――データに基づきつつ、「こういう家を建てればコスト面でもお得に住むことができる」ということを提案されているわけですね。では、タイトルの『お金が貯まる家3.0』の中の、「3.0」の意味するところを教えてください。
平松:この数字は進化の度合いを示すものとして使っています。
具体的に説明をすると、「1.0」は昭和の家づくりです。戦後の高度経済成長期、家が足りなくなり、大量建設が正義だった時代がありました。その時に建てられた家のことで、大量生産、大量消費がキーワードです。
「2.0」は平成です。経済が停滞する中で、技術革新が進み、家づくりにも大きな変化がでてきました。パッシブデザインという自然エネルギーを有効利用する技術ですとか、快適性や省エネがフォーカスされています。スマートハウスも「2.0」の中に入りますね。つまり今の家づくりの主流といえるでしょう。
そして「3.0」は令和の家づくりになります。
――「3.0」はどういったことが特徴になるのでしょうか。
平松:『ライフシフト』で人生100年時代が提示され、老後は2000万円必要という話もありますし、75歳まで働く時代とも言われていますよね。