「方言だって知らなくて...。友達に『わたしもはめて』とお願いしたら、ギョッとされてしまいました」

Jタウンネット

「方言だって知らなくて...。友達に『わたしもはめて』とお願いしたら、ギョッとされてしまいました」
「方言だって知らなくて...。友達に『わたしもはめて』とお願いしたら、ギョッとされてしまいました」

日本各地には、その地域でしか伝わらない言葉――方言が数多く存在している。

そのため、何かを説明するときに

「あれっ、この言葉伝わらないの...?」「地元なら一言で表現できるのに...」

と、地元以外の場所でもどかしい思いをしている人も多いとか。

Jタウンネットではそんな方言の情報を全国の読者から募集している。

今回は、地元以外では意味が変わる方言「はめる」を紹介する。

人によっては「なんて下品な!」と...

山形県在住の20代女性から、編集部にこんなメールが届いた。

「わたしの地元岩手県では、遊びなど仲間に入れてほしいとき『はめて』と言います。大学進学で他県に移り住んで初めて方言だと知りました。岩手県内でも内陸に住んでいる友人には通じなかったので、一部でしか使われていないのかもしれません。大学で友人たちが話している中に、『わたしもはめてー』と言った時のみんなのぎょっとした顔は少し面白かったですね。個人的にはピースをはめる、などの使い方と同じニュアンスだと思っているのですが、受け取る人によっては『なんて下品な!』と思われるようです」

投稿者の女性が、他県や岩手県の内陸出身の友人には通じなかったという「はめる」という方言。

「日本方言大辞典(小学館、ジャパンナレッジ版)」でひいてみると、地域によっていくつかの意味があるようだ。中でも、

「仲間に入れる、加える」

といった意味でこの言葉を使うのは、岩手県気仙郡、宮城県栗原郡、山形県、徳島県、香川県。

「仲間に入れる」との意味で使用していない地域の人は、いきなり「私もはめて」などと声をかけられたら何事かと驚いてしまうことだろう。それこそ投稿者の言うように「下品」な人だと誤解されてしまう可能性も否めない。

「仲間に入れて」とお願いするとき...(画像はイメージ)

この方言に対し、ツイッターでも調べてみた。

すると、

「地元の方言で、『仲間に入れる』を『はめる』って言うのですが、『仲間に入れてー』『はめてー』になるのでよくよく考えたら共通語だとアウトだよなぁと思った高校時代」「岩手の人に『はめてくださいー』って言われたら、仲間に入れてほしいだけですからね~!」「仲間に入れるの意味の『はめる』も方言です、たしかにこんな卑猥な表現が標準語なわけない」「私の地元の方言では『はめる』というものがあります。仲間に入れると言う意味なので、地元の子供達は男の子だろうが女の子だろうが、遊びに入りたいときに『はめて!』と元気良く言います」

というような投稿が見つかった。

地元ではあくまで自然に使われている言葉のようなので、もし実際に使っている場面に遭遇したとしても「大人」の皆さんはどうか一度落ち着いてほしい。

あなたの地元の「標準語だと意味が変わる方言」教えてください

読者投稿フォームもしくは公式ツイッターのダイレクトメッセージ、メール(toko@j-town.net)から、あなたの地元と、そこで使われている「標準語とは意味が違う方言」、その使用例(200文字程度~)、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別、職業を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。

「「方言だって知らなくて...。友達に『わたしもはめて』とお願いしたら、ギョッとされてしまいました」」のページです。デイリーニュースオンラインは、社会などの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る