「方言だって知らなくて...。友達に『わたしもはめて』とお願いしたら、ギョッとされてしまいました」 (1/2ページ)

Jタウンネット

「方言だって知らなくて...。友達に『わたしもはめて』とお願いしたら、ギョッとされてしまいました」
「方言だって知らなくて...。友達に『わたしもはめて』とお願いしたら、ギョッとされてしまいました」

日本各地には、その地域でしか伝わらない言葉――方言が数多く存在している。

そのため、何かを説明するときに

「あれっ、この言葉伝わらないの...?」「地元なら一言で表現できるのに...」

と、地元以外の場所でもどかしい思いをしている人も多いとか。

Jタウンネットではそんな方言の情報を全国の読者から募集している。

今回は、地元以外では意味が変わる方言「はめる」を紹介する。

人によっては「なんて下品な!」と...

山形県在住の20代女性から、編集部にこんなメールが届いた。

「わたしの地元岩手県では、遊びなど仲間に入れてほしいとき『はめて』と言います。大学進学で他県に移り住んで初めて方言だと知りました。岩手県内でも内陸に住んでいる友人には通じなかったので、一部でしか使われていないのかもしれません。大学で友人たちが話している中に、『わたしもはめてー』と言った時のみんなのぎょっとした顔は少し面白かったですね。個人的にはピースをはめる、などの使い方と同じニュアンスだと思っているのですが、受け取る人によっては『なんて下品な!』と思われるようです」

投稿者の女性が、他県や岩手県の内陸出身の友人には通じなかったという「はめる」という方言。

「日本方言大辞典(小学館、ジャパンナレッジ版)」でひいてみると、地域によっていくつかの意味があるようだ。中でも、

「仲間に入れる、加える」

といった意味でこの言葉を使うのは、岩手県気仙郡、宮城県栗原郡、山形県、徳島県、香川県。

「仲間に入れる」との意味で使用していない地域の人は、いきなり「私もはめて」などと声をかけられたら何事かと驚いてしまうことだろう。それこそ投稿者の言うように「下品」な人だと誤解されてしまう可能性も否めない。

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