コミュ力の高い新種の恐竜を発見。ゾウのような低音を数キロ先まで響かせながらおしゃべり(メキシコ) (1/2ページ)

credit:Luis V. Rey / Cretaceous Research (2021). DOI: 10.1016/j.cretres.2021.104884
メキシコで発見された新種の恐竜は、どうやらとてもコミュ力が高かったようだ。専門家によると、現代のゾウのように、低周波音を使い、低い声を響かせながら、遠くの仲間に話しかけることができたのだそうだ。
トサカがチャーミングなこの恐竜は、「トラトロフス・ガロルム(Tlatolophus galorum)」と名付けられた。ナワトル語で「言葉」を意味するtlatolli、ギリシャ語で「トサカ」を意味するlophosにちなんだ名称だ。
・7200万年前を生きた新種の恐竜を発見
2013年に発見された「トラトロフス・ガロルム(Tlatolophus galorum)」は今から7200万年前にメキシコ北部コアウイラ州にあたる地域で生きていたが、堆積物がたっぷりとある水辺で死んだらしい。それからすぐに土に埋まったおかげで、失われることなく現在まで保存された。
最初に発見されたのは尾の部分だ。地面から突き出していたので、雨に侵食されないよう回収が急がれた。
発掘を進めると大腿骨や肩の骨などが発掘されたが、中でも目を引いたのは奇妙なほど長く、水滴のような形をした骨だった。研究グループは最初、骨盤だと思っていたそうだが、最終的にそれは頭蓋骨であることが明らかになったという。
ただの頭蓋骨ではない。なんとそこには長さ1.3メートルのトサカがついていたのだ。中は空洞になっており、鼻や器官とつながっていた。どうもそれはトランペットのように機能したらしかった。