『おかえりモネ』ヒロインの清原果耶が持つ“透明感”と演技の中の“淀み” (2/3ページ)

日刊大衆

第1週を終えたところで、物語は山の中で林業や山林ガイドの見習いの仕事を始めた彼女の姿を描いている。

 豊かな自然を写し取ったカットを多用する今回の朝ドラは、まるで自然環境を主人公に、そこに生きる人間を背景にしているようにも見える。そんな映像の中に、彼女は違和感なく、しかし確かな存在感をもって立つ。

 オープニングの映像も、清原がミネラルウォーターのCMに出ているかのような、清涼感あふれるものだ。なるほど、そんな彼女にはやはり“透明感”という言葉をあてたくなってしまう。

 他方で、物語の時間軸としては現在2014年。東日本大震災後の宮城県が舞台だ。まだ物語の中ではっきりと明らかにはなっていないが、清原が演じる百音は、震災を理由とした何らかの屈折を抱えているようだ。少しずつ視聴者に感じ取られていく主人公の“淀み”。今後、そんな”淀み”を清原は演技の中で本格的に表現していくことになるのだろう。

 今回の朝ドラで共演する西島秀俊は、役者としての清原について次のように語る。

「(演技で)嘘をつかないですよね。実際演技をして、自分の心とか体が動いて、それがやっぱりこの台本ではこうなっているけども、こっちに心とか体が動いてしまうってことに、すごく集中してるし、それを丁寧にどのシーンでも大切にしてるって印象ですね」(『土曜スタジオパーク』NHK総合、2021年5月22日)

 演じる中で揺れ動く自分の心や体に集中する。そこで感じた違和感を、自分の中から丁寧にすくい上げる。それが台本の流れとはそぐわないものだったとしても、自分の感覚を大切にする。そこに西島は、彼女の「嘘」のなさと「強い信念」を読み取る。清原自身は次のように語る。

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