税金泥棒は許さない!名将・山本五十六のブレない信念がカッコいい (3/4ページ)
「不肖ながら、航空分野については君たちよりよく知っているつもりだ。どのくらいの予算でどのくらいの整備ができるか、君たちより心得ているつもりだ……貴官の言い分は、十二分に理解している」
「それでは、なぜ?」
大蔵省の天引きを織り込んだ予算要求をしないのか……山本五十六は、言葉を続けます。
「よそで悪いことがまかり通っているから、海軍も同じようにしていいとでも言うのか。そういう国賊、税金泥棒がおればおるほど、我ら海軍は一銭でも予算を切り詰めねばならん」
この言葉を聞いて、稲垣少将はそれ以上の反論を控えたということです。
終わりに誰がどれだけ得をしていようと関係ない。自分がどれだけ損をこうむっていようと、これまた関係ない。
大事なのは全体の利益すなわち公益であり、自分やその属する一部組織(ここでは海軍)の私利私益だけを求める者を、山本五十六は「国賊」と呼んで蔑んだのでした。
社会も国家も、みんなが支えるからこそ存続できるもの。みんなが支えないからと言って、自分も投げ出すようでは能がありません。