自信がなくても、やる。有村架純が「女優」を名乗らない理由 (3/4ページ)

マイナビウーマン

ね?」そう言って彼女は、横にいるマネージャーさんと笑い合った。

彼女が胸に受けた “パンチ”は、理想の自分を追い求めてもがいた経験がある人なら、誰もが一度は受けたことがあるものだろう。誰だって、後戻りできない人生で「失敗したらどうしよう、大丈夫かな」って立ち止まることが数え切れないほどあるはず。

だけどそのパンチを、ダメージではなく「原動力」に変えられるか、きっとそこが理想の自分になれるかどうかの境目なのかもしれない。

■自信がない自分と生きていく

そうは言っても、できるか不安なことに挑戦するのはそう簡単なことではない。例えば私は「明日から編集長になって」って言われたら速攻で断る。何より自信がないし、今いる自分の立ち位置の方が安心できるから。

でも、有村さんはそういうチャレンジに対して逃げずに、やってのけてきた。一つ一つの作品と向き合って、高く評価されてもなお、安心できるその場所から何度だって飛び出してきた。

「根底にあるのは『好き』っていう思い。こういうものをやってみたい、こういう作品に参加したら自分はどういう景色が見られるんだろう……とか、そういう好奇心が常にあるんです。

自信はなかったけれど、この作品が終わった後にはきっと新しい自分に出会えているって言い聞かせて。いざそれが目の前に来ると『ああどうしようどうしよう』って焦ってばっかりですけど(笑)」

続けて、彼女は衝撃の一言を放った。

「お芝居について、胸を張って語れるようなものは何もないって、本当に本心でそう思っていて。だから私、自分のことを『私は女優です』ってまだ名乗れないんです」

どこまでも自分へ厳しい彼女に、こちらも気が遠くなる。じゃあ自分のことを「女優」って言えるラインはどこ? どこまで来たらその肩書きを名乗っていいって思えるの?

聞くと彼女は「え~そんな日、一生来ない気がする」と、少し困ったような顔で笑った。

――もう28歳。何事も思った通りにはできない自分の扱いにも、だんだん慣れてきた。

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