令和に受け継がれたGAEAISM!長与千種「みんな素晴らしい選手に育ってくれた」 (1/2ページ)

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里村明衣子の攻撃を受ける長与千種
里村明衣子の攻撃を受ける長与千種

 昨年4月、15年ぶりに一夜限りの復活が発表された、長与千種が創設した女子プロレス団体GAEA JAPANの運営会社が中心となって開催が決定していた『GAEAISM ―Decade of quarter century―』が、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、今年4月29日に1年間延期となっていたが、この日も緊急事態宣言発令による会場側の貸し出し停止により再延期。紆余曲折を経て、13日、東京・大田区総合体育館でようやく開催された。

 セミファイナルでは、長与千種&KAORU&広田さくらと、里村明衣子&永島千佳世&植松寿絵によるGAEA JAPANに所属していたOGによるメモリアルマッチが組まれた。千種は創設者で、KAORUは創設メンバー、広田は3期生、里村&永島&植松は1期生で、みんな千種の弟子にあたる。引退していた植松はこの日のためにコンディションを戻して来たという。試合は千種と里村を軸に、デビュー戦と同じコスチュームを着てきた広田が掻き回す展開だったが、最後はWWEと契約し、NXT UKの女子王者になったばかりの里村がスコーピオライジングを連発して、広田からフォール勝ちを収め、1期生トリオが勝利している。

 バックステージで里村は「このメンバーで集まるのは、ちょうど15年2か月振りなので、それぞれ違う立場にいるんですけど、こうして集まると15年前に戻りますね。私は15年前にGAEAが解散した時、どうしてこんなに素晴らしい世界が、こんなに迷走したんだろうってとても悔しかったんですよ。絶対に立て直してやると本気で思ってきたので。こうやって形になって女子プロ界が復活しますよって見ていただけて、とても幸せですけど、まだまだ続くので。女子プロを最強の世界にしていきたい。それまでは諦めません!」と今後の拠点は海外になるが、女子プロ界のさらなる活性化に尽力していく意向だ。

 千種は「GAEA JAPANという団体は、本当に当時を思い出すと、招かざる団体でした。すべての団体から見下されでした。が、みんな素晴らしい選手に育ってくれました。永島、植松、里村の3人を目の前にした時、幸せだった。いい選手になってくれて本当にありがとうと思った。

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