8000体もの兵馬俑が埋葬されている秦の始皇帝の墓、「秦始皇帝陵」とその謎 (2/2ページ)

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The First Emperor of China

 また、兵馬俑のうち兵士を模したものは、その腰に長さ90センチの青銅製の長剣を差していた。この長剣は2200年余り埋められていたにもかかわらず、新品同様の輝きでまったく錆びた痕跡がない。専門家によると、これらの長剣は化学クロムメッキ技術で処理されているという。

 この剣の他にも、同時に出土した矛、戟、刀や大量の弩、矢じりにもクロムメッキ処理が施されている事がわかった。クロムメッキは1937年にドイツで発明された近代のメッキ技術である。にもかかわらずなぜ2200年も前の人がこの技術を知っていたのだろうか?

 更にこの技術に関して、泰の書物には一切記載されておらず、その後の漢の時代に作られた銅剣は、皆ボロボロに腐食していることから、この技術は継承されていない。秦の時代、いったい何が起きていたのだろう?人々の興味と古代ロマンは当分尽きることはなさそうだ。
via:theworldgeography

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