人は訓練をすることで瞬時にカモフラージュを見抜くことが可能となる (2/4ページ)

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・訓練を積み重ねることでカモフラージュを見抜く能力が得られる

 この訓練法は2012年にジェイ・ヘッジ博士らによって考案されたものだ。ただし当時、被験者がカモフラージュを見抜けるようになるのは、画像に違和感を感じているだけなのか、具体的に対象を発見しているのかどうかまでは定かではなかった。

 今回の実験では、ただ違和感を感じているだけでなく、対象を具体的に認識し、隠された位置まで把握できていることが確認されたとのことだ。

 研究グループによると、こうした能力は経験を積んだ放射線技師のそれに似ているという。医療の現場で長年働いた彼らは、レントゲン写真に写し出された微かながんの兆候を感じ取れるようになるという。

 ジェイ・ヘッジ博士が考案したサンプル問題があったのでちょっと試してみよう。以下の”a”に示された人間の頭部かデジタル胎児のどちらかが、”b”の画像の中に隠されている。パッと見て、どちらがどこにあるか見抜けるだろうか?答えは1つだけだ。
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