​こと京都が東北地方で九条ねぎの生産・出荷体制を本格始動「陸前高田工場」新設・竣工式を挙行

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こと京都株式会社のプレスリリース画像
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​京都で九条ねぎの生産・加工・販売を行う農業生産法人 こと京都株式会社(本社:京都市伏見区、代表取締役:山田 敏之、以下 こと京都)は、今春4月より岩手県陸前高田市で九条ねぎの生産を開始。6月16日、この度、夏場の出荷に向けて新設した「陸前高田工場」の竣工式を行いましたのでお知らせ致します。新設した陸前高田工場は、選別調整室、冷蔵庫、事務所の区分。7月から収穫調整が始まり稼動、国産九条ねぎの出荷を行う。また、先日5月31日には京丹後市に「丹後工場」を新設し、竣工式を行ったばかり。

■産地選定について
夏季冷涼な気候帯の太平洋沿岸地方で、夏季における主な産地候補。自社圃場がある京都府南丹市美山町と同等の自然環境の条件があることに加え、台風が来ない地域であることが、産地選定の大きな要因となっている。
年々、温暖化で夏場の生産が難しくなっていることや、台風被害のリスク分散を想定し、国産九条ねぎの安定供給を目指すことと、東北エリアでの拠点を持つことでより鮮度ある商品の出荷を可能にする。

■国産九条ねぎの生産について
本年度は40a(4反)の面積で栽培開始、現地の生産者に協力を得ながら生産を行う。次年度より、農地拡大に向けて自社での運営を実施。2025年には10ヘクタール、農業生産額1億円の規模を有する産地化を目標とする。

■復興10年目で東北の地で拠点を持つことについて
今年3月で東日本大震災から10年が経過。同時に、復興事業も終わりを迎え、人口減少や高齢化が街の再生・発展に大きな課題が残る。地域での末永い産業が必要であり、企業として、農業で現地の産業を生み出していきたいとかねてより構想を持っていた。
今回、10年目という節目の年に、今後大きな産地化を目指す体制と環境が出来たことで、地域の発展にも貢献していく。
自社生産だけではなく、地域の担い手農業者・農業団体をはじめ、福祉事業者など幅広い地域社会のパートナーと共に生産規模を拡大し、多様な雇用の受け皿を生み、地域のひとつの産業となれるよう、その育成に尽力します。

■代表挨拶
「今年で会社設立20年を迎え、第3の創業とも捉えており、日本のねぎの消費量の10%の4万トンを目標としている中、国産九条ねぎの夏場の産地の拠点として立ち上げました。震災復興や農業振興への一助となれるよう、努力してまいります。」

■陸前高田市地域振興部農林課・大和田様よりご祝辞
「この地域で九条ねぎを栽培したいとお話を頂き、定植から本日の竣工式までの計画を着々と進められているのを目の当たりにし、この取り組みに対する熱意をひしひしと感じております。九条ねぎ栽培について興味関心を持っていらっしゃる農家さんもいらっしゃいますので、この取り組みについて発信し、これからの産地化の達成を願っております。」

■施設概要
【所在地】〒029-2203 岩手県陸前高田市竹駒町字相川154-8
【敷地面積】約993.00㎡
【延床面積】約181.04㎡

■こと京都株式会社について
京都の伝統野菜の一つである「九条ねぎ」は、一年通して栽培できる京野菜の一つ。
こと京都は、そのブランド野菜である九条ねぎに特化し、種蒔きからの生産・自社工場での加工・商品を全国へ販売している生産法人。
九条ねぎの伝統を守り継承することはもちろん、露地栽培で、異常気象などによるあらゆる災害に対応できる「こと京都モデル」を構築し、国産ねぎ(九条ねぎ・青ねぎ・白ねぎ)4万トンを目指し、全国の産地ネットワークを構築し、ねぎの商社日本一を目指す。
今年5月で設立20年目。平成29年度「全国優良経営体表彰 農林水産大臣賞」受賞。平成30年度「第57回農林水産祭 6次化経営部門 天皇杯」受賞。九条ねぎの原種の割合が50%以上の品種で生産したものを「こと九条ねぎ」とブランド化し、令和2年度より「上賀茂神社御用達」の九条ねぎとなる。


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