体験者が語る「マルチ商法」にハマる人の3つの特徴(1)2年半で借金700万円 (3/3ページ)
楽して稼げるというイメージが強いマルチ商法だが、実際は違う。商品知識、会話術、交渉術などなど、学ぶべきことが山のようにあった。
ある日の私のスケジュールはこんな感じだ。
10時 商品の勉強会に参加
12時 アップライン(自分の上の人)とランチミーティング
13時 新規アポイントをもらった顧客にスポンサリング(勧誘)
16時 ダウンライン(傘下メンバー)と教育講習会に参加
19時 新規顧客へのスポンサリングセミナーに登壇
21時 新規メンバーを集めたスタートアップセミナーに登壇
22時 アップライン(自分の上の人)とミーティング
朝から晩まで、息をつく暇もない。学生時代よりもよほど勉強していたと思う。しかし、私は楽しかった。どんどん知識がたくわえられていく喜び。得た知識をスポンサリングやセミナーで活かせた時の快感。これらが忘れられず、私は勉強にのめり込んでいった。
傘下に他組織からやってきたリーダー格の若者が入会したことも相まって、私はぐんぐん組織を伸ばした。始めて1年半ほどでメンバーは800人を超え、最年少で高ランクに昇格。月収は7桁に達した。
(著者プロフィール)
大阪府出身。ヘアメイク、スタイリスト。2018年「愚か者の身分」で第二回大藪春彦新人賞を受賞。受賞作を含む『愚か者の身分』でデビュー。20歳でマルチ商法の世界に入り、最年少で高ランク保持者に。月収150万円を超えるが、結果700万円の借金を抱える生活に転落。その後、マルチ商法を離れて美容の世界へ入り、ヘアメイク、及び映画やドラマの衣装担当として数々の有名人と仕事を共にする。当時の体験が『マルチの子』の元ネタとなった。
*写真はイメージです
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