『イッテQ!』再び“過剰”演出!?「懲りないな」「意味不明」とガッカリ声
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世界の果てまでイッテQ!
6月20日に放送された『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)で、『ANZEN漫才』のみやぞんが与那国島を訪問。〝海の中のミステリー〟として、海中の巨大海底構造物を紹介したが、ネット上では番組の姿勢に厳しい声があがっている。
番組では巨大海底構造物には、人工の物か自然の物か2つの説があると説明。メインテラスと呼ばれる有名スポットの、長さ23メートルにも及ぶ平坦な面と垂直の壁を見たみやぞんは「この90度直角、人が造ったんじゃないか?」「人がここに住んでたんじゃないか?」と大コーフンだった。
VTRでは「これらが人の手で造られた物なら6000年~1万年前に高度な石造り建築の文明が存在したことになる。人類の文明史が大きく変わるとも言われている」とナレーションが流れ、最後にみやぞんが「白黒ハッキリつけないほうがいい」とまとめた。
「番組ではハッキリと人工物とはいいませんでしたが、いかにも思わせぶりな見せ方をしていましたね。しかし放送直後、水中考古学者の山舩晃太郎氏がツイッターで《自然にできた地形です。テレビは見せ方で遺跡ぽくしていますが、陸地の崖から一続きになっており、綺麗なのは最近水中で削れて出来た地形で風化していないからです。島の役場も「海底景観地形」として売り出しているので、テレビがトンデモ考古学で煽るのはやめましょう》とバッサリ切り捨てていました」(テレビ誌ライター)
『イッテQ!』の“ヤラセ疑惑”に視聴者も辟易…この放送に、ネット上では
《イッテQは嘘祭りの頃からなんも変わってないねぇ》
《いかにも人工物のように見せてワクワクしたけど、やっぱり自然の地形なんだね》
《専門家の間では昔から完全に自然地形だと決着がついてるらしい》
《別に自然地形として紹介すればいいだけなのに、なんで人工物って含みをもたせたのか、意味不明だわ》
《またイッテQか。ホントに懲りない番組だな》
《イッテQで与那国の自然地形を古代遺跡なんて紹介したのか、 今さらテレビで言うと思わなかったけど視聴率で苦戦中だから、こういう嘘とかの他に、やらせもやってるんじゃないの?》
などと、番組の姿勢に疑問の声があがっている。
『イッテQ!』は2019年に〝祭り企画〟でヤラセ疑惑が浮上。放送倫理・番組向上機構(BPO)から「程度は重いとはいえないが、放送倫理違反があった」「でっちあげややらせという表現はあたらないが、放送倫理違反は免れず、責任は日本テレビにある」と厳しく指摘され、最終的に謝罪に追い込まれた過去がある。
今回紹介された与那国島海底地形は、すでに自然物であることがハッキリしている。番組としてある程度のエンタメは必要だと思うが、あまりにも誤情報を流し続けていては、視聴者の信頼は低下する一方だろう…。