「見知らぬ土地に放り出され、タクシーも呼べない。途方に暮れる私を、ずっと見ていた人がいて...」(香川県・40代女性) (2/3ページ)
帰り道の方角すら分からず、2人でどうする?どうする?と不安になっていた時、1人の黒人の大柄な女性が声をかけてきました」(A美さん)
「女の子2人、ずっと立ってて気になって声かけたのよ」
「あなた達、さっきからタクシー待ってるの?」
そう声をかけてきたその女性は、その日は土曜日だからスーパーが18時で閉店すること、ここで待っていてもタクシーはもう来ないことをA美さんたちに教えてくれた。また、タクシーは電話で呼べば来るということも、広告を指差して教えてくれたという。
「が、当時携帯はガラケーで日本に置いてきてる。公衆電話はあるが、全く使い方が分からない! 例え電話が繋がっても、つたない私の英語で通じるだろうか?タクシー来てくれる? いや、絶対来ない!」
事情は把握できたものの、解決には程遠く、またもや頭を悩ませるA美さん。
すると、その黒人女性は再度A美さんたちに声を掛け、「私も今タクシーを呼んだの。ねぇ、一緒に乗らない?」と誘ってくれたという。
その言葉に甘えて同乗させてもらうことにしたA美さんたちに、女性はさらに「タクシー待ってる間ソフトクリーム食べよう!」とカフェに誘い、
「名前はシンディー、町外れに実家があるから今から帰るの。ベガスの郊外は夜、危ないよ! 私は3分の場所でもタクシーに乗るの。女の子2人、ずっと立ってて気になって声かけたのよ」
と教えてくれたそう。
シンディーさんはタクシー乗り場で途方に暮れていたA美さんたちを、ずっと心配してくれていたのだ。