『ファイナルファンタジーIX』アニメ化に悲鳴続出「黒歴史を増やさないで」
フランスのアニメ制作会社『Cyber Group Studios』と『スクウェア・エニックス』が、名作と名高いゲーム『ファイナルファンタジーIX』のアニメ化に向けて動いている模様。しかし「FF」シリーズのアニメ化に良い思い出がないファンも多いようで、トラウマを刺激される人々が続出している。
報道によると、アニメ版「ファイナルファンタジーIX」は8歳~13歳を対象としたキッズ向け作品として制作されるとのこと。「Cyber Group Studios」といえば『The Pirates Next Door』や『Tom Sawyer』など、数々の子ども向けアニメーションを制作してきたスタジオだ。
しかし、同スタジオの過去作がいわゆるカートゥーン調のアニメであることに加え、そもそも「FF」シリーズのメディアミックス作品には駄作と呼ばれてしまうものが多い。そのため日本のネット上では、《FF9のアニメ化は嬉しいけど不安しかない》《FFのアニメ化はことごとく失敗してるから今度は頼むぞ…》《おいおいもうFFの黒歴史を増やさないでくれよ》といった声があがっていた。
具体的な黒歴史として挙げられているのは、まず『ファイナルファンタジーV』のOVA。ゲームの主人公・バッツの子孫であるリナリーと、幼馴染・プリッツの冒険を描いた後日談的なストーリーなのだが、《世界観が全然原作と違う!》《お色気描写が多すぎる!》といった批判が殺到。リナリーの可愛さ以外はほとんど褒めるところがない作品として、ファンの間で語り継がれている。
『FF:U』はアニメ化で唯一の成功例?また、2001年に公開されたフルCGの映画『ファイナルファンタジー』も、歴史的な大爆死を遂げたことで有名。ギネスブックに乗るほどの大赤字を叩き出してしまい、当時FFシリーズを制作していた『スクウェア』も多額の負債を背負ってしまった。
そんな「FF」シリーズのアニメ化作品の中でも、『FF:U ~ファイナルファンタジー:アンリミテッド~』は名作として知られている。主人公が3発の「ソイル」と呼ばれる弾丸を組み合わせて戦う作品で、「お前に相応しいソイルは決まった!」という決め台詞を小学生の頃に真似していたリアルタイム世代も多いだろう。しかし「FF:U」も、フルCG映画の歴史的な失敗の余波で打ち切りに。そのため作品的には間違いなく名作なのだが、黒歴史としてファンの苦い思い出となっている。
ちなみに今回「FFIX」アニメ化の報を受けて、SNSなどでは《「FF:U」を救ってくれ!》と懇願するファンが続出。何故か「FF:U」がツイッターでトレンド入りを果たす異常事態にまで発展した。
アニメ版「FFIX」は、忌まわしき過去の失敗を乗り越えることができるのだろうか。今後の展開に注目したい。
文=大上賢一
【画像】
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