時速402キロ、世界最速を目指して設計された電動バイク (2/4ページ)
これを実現するために、電動ドライブトレインからバッテリーまで、あらゆるメカニクスはトンネルの下に詰め込まれている。
さらに超レーシーな姿勢でこのマシンにまたがることになるライダー――すなわち他ならぬホワイト氏自身の体型に合わせて、ミリ単位での調整まで施されている。レザーのスーツやヘルメットの形状まで考慮に入れるほどの徹底ぶりだ。

credit:White Motorcycle Concepts
・圧倒的な空力性能
英ヒンクリーの風洞施設で計測された抗力係数は0.118。世界トップクラスのバイクに比べて69%も低い。
現時点で世界最速の量産車シェルビー・スーパーカーズ・トゥアタラ(最高時速455.3キロ)が0.279であると言えば、その凄さが伝わるだろうか。
かくして鋭さを徹底的に突き詰めたからこそ、搭載されるバッテリーはかなり控えめに思える15kw/時で、ピークパワーも134馬力でしかない。
昨年11月に元MotoGP選手、マックス・ビアッジによって最速電動バイクの座に輝いたヴォクサン・ワットマンが362馬力であることを思えば拍子抜けするくらいだ。

credit:White Motorcycle Concepts
・回生エネルギーのプラスアルファ
30kWのモーターはダブルスイングアーム・サスペンションに内蔵されており、これで後輪を駆動する。
また高速で走る車体をコントロールするハブセンター・ステアリングとフロントタイヤをつなぐのは、従来の機械式リンケージではなく、油圧システムだ。