時速402キロ、世界最速を目指して設計された電動バイク (3/4ページ)
この部分はステアリングとブレーキを1つのシステムとして統合しなければならないため、ただでさえ複雑になりがちだが、WMC250EVではその複雑さの次元を1段階上げている。前輪と後輪に20kWの回生ブレーキが搭載されているのだ。
優れた空力と回生ブレーキによって発生するプラスアルファの電力が組み合わさることで、同じサイズのバッテリーを搭載した従来のバイクに比べて、2倍もの速さで走ることができるのだという。

credit:White Motorcycle Concepts
・決戦は来年ボリビアで
こうして実現されたWMC250EVの性能はまず、イギリス国内記録を目標にして年内に試される。だが、その真価が問われる本番は22年だ。そのときボリビアの塩原で時速402キロを目指して疾走する。
なおWMC250EVの開発で培われた空力技術は、市販バイクにも応用される予定であるとのこと。
そのために、「V-Air」という名称でトンネルデザインの特許を取得済みであるそうだ。風の力を味方にしたそのバイクで味わえる気持ちよさは格別なものに違いない。