補助人工心臓と大動脈バルーンパンピングの市場規模、2027年には32億米ドル到達予測 (1/3ページ)
株式会社グローバルインフォメーションは、市場調査レポート「心臓外科の世界市場規模、シェア、COVID19の影響分析(2021年~2027年):MedSuite(17のレポートを含む)」 (iData Research Inc.) の販売を6月29日より開始いたしました。
補助人工心臓(VAD)と大動脈バルーンパンピング(IABP)の市場規模は、2020年の20億米ドルから、2027年には32億米ドルに達する見込みです。
補助人工心臓は、心臓のポンプ機能を補うことで、機能不全に陥った心臓の動きを助けることが出来ます。一般的に、補助人工心臓は進行した心不全(HF)の患者に使用されます。補助人工心臓は、左心室(LVAD)、右心室(RVAD)、またはその両方を同時に補助することができます(BiVAD)。また、経皮的補助人工心臓(pVAD)と植え込み式補助人工心臓の2種類があり、pVADは患者の大腿動脈から経皮的に挿入され、ガイドワイヤーで心臓に達します。植え込み式補助人工心臓は、患者の体内にポンプを設置し、新機能回復までの橋渡し(BTR)、心臓移植までの橋渡し(BTT)、長期在宅治療(DT)に使用されます。
対抗脈動療法は、大動脈バルーンパンピングを用いて、手術中に一時的に心臓を補助するものです。対抗脈動療法とは、大動脈内バルーンを心臓の拍動に合わせて膨らませたり縮めたりすることです。大動脈バルーンパンピングシステムは、虚血性心疾患や心不全に起因するハイリスクな心疾患を治療します。IABP製品および治療法は、冠動脈バイパス手術(CABG)や経皮的冠動脈形成術(PCI)の前または最中に、血行動態をサポートするために使用されます。
VADとIABPの市場成長
COVID-19パンデミック下にもかかわらず、今後のVAD市場は急成長すると予測されます。この成長は、各サブセグメントでの販売台数の増加によるものです。経皮的補助人工心臓は、移行期のケアを必要とする急性心不全患者の増加により、2020年に最大シェアを占めました。また、植込み型VADの技術的改善も市場の成長を促進しています。VADをコンパクトにする事で、埋め込みを簡単にした点は、患者の信頼性の向上に役立っています。