「恐れてはいけない」成長できるリーダーは何を大事にしているのか? (3/4ページ)
団員はそれぞれひと月に一回は私からメールが届くわけで、それだけでもかなり違うんです。毎日来たら「しつこい人だな」と思うかもしれませんが(笑)、ひと月くらいだと絶妙なタイミングになるんですよね。
――それはエンゲージメントが高まりますね。
箱田:社長が自分を見ていてくれていると思うと、力になるのでしょう。大勢の部下がいる人は、そういう小さなステップを少しやるだけでも、大きく変わります。
――また、日本のリーダーの問題点としてよく挙げられるのが、リーダーの立場にいる人が自分も手を動かしている、いわゆる「プレイングマネジャー」問題です。
箱田:自分が一番活躍してしまうんですよね。これは私の考えですが、上の立場に立ったら、必ず部下を前に置くべきです。彼らが目立って、成果を上げられるようにする。それがリーダーの責任だと考えています。
私は教育者でもあるので、生徒の成功が一番嬉しい。教育者たる自分にとっての最大の功績は、生徒の功績なんですよね。生徒が成功してくれれば、自分の成功以上に嬉しく感じます。それはやはり責任感から来る感情なのだと思います。リーダーもそれと同じなのではないかなと。
ちなみにこの本でも書きましたが、アメリカには「部下」にあたる言葉がありません。私が日本に戻って来て、「部下って英語でなんて言うんですか?」と聞かれたときに、答えられなくて、ネットで調べてみたんです。そうしたら「Subordinate」とありました。これは「下位の」「従属する」「服従する」という意味なんです。
一方、「部下」という言葉がないアメリカでは、リーダーが部下をなんと呼んでいるかというと「Colleague」です。意味は「同僚」「仲間」ですね。みんなで同じ仕事をするメンバーであり、リーダーはその立場に就いているだけなんです。他に「co-worker」という言葉も使われるんですが、これも意味合いとしては「一緒に働く人」です。いずれにしても、そういうメンタリティーで働いているわけです。