野村氏追悼試合の舞台裏「ヤクルトに野村ノートがない?」 (1/3ページ)
恩師・野村克也氏の追悼試合(6月29日)に敗れた後、東京ヤクルトスワローズの高津臣吾監督は「最近は先発が試合を作れていない。チームとして、何とかしなければけない」と力なく語った。
ヤクルトはペナントレースの順位こそ3位だが、同試合を終えた時点で、首位阪神とは1勝8敗1分け、2位巨人に対しても2勝7敗1分けと、完全に“白星献上”状態にあるのだ。ヤクルトが“上位叩き”をしなければ、セ・リーグは阪神と巨人の一騎討ち、他4球団は消化試合となってしまう。
「ヤクルトは大きなチャンスを逃してしまいました。交流戦明け、下位の中日、広島との対戦が続きました。そこで勝ち越した後、巨人、阪神とぶつかり、巨人戦に3連敗した後、追悼試合でもあった阪神との3連戦の初戦を落としてしまいました」(ベテラン記者)
高津監督は先発投手の不甲斐なさを口にしたが、チームの戦況を見てみると、まず、クローザーの石山泰稚が不調で二軍落ちしており、追悼試合ではワクチン接種の副反応で外野手のサンタナが出場登録を抹消されている。救援陣に一抹の不安を抱え、大量得点が望めないからこそ、先発投手に踏ん張ってほしいという意味なのかもしれない。