抹茶と餡子のハーモニーが絶妙!夏の定番スイーツ「宇治金時」の語源を紹介 (2/2ページ)

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真っ赤な身体の金太郎。月岡芳年「月百姿 金時山の月」

金太郎は子供の頃から全身真っ赤で、赤インゲン豆の色が金太郎を思わせることから金時豆と命名。他にも、赤いモノに金時~とつける例があります。

昨今では小豆(あずき)を煮た餡子の方が主流かと思いますが、かつてはこの金時豆を煮た餡子が多かったようで、抹茶のほの甘い渋味と餡子のやさしい甘さが絶妙に調和し、人気を呼んだのでしょう。

終わりに

【宇治金時の語源】
宇治……お茶どころとして有名な京都の宇治市
金時……真っ赤な金太郎にあやかった金時豆(赤インゲン豆)の餡子

余談ですが、7月25日はかき氷の日とのことで、制定した日本かき氷協会によると、7・2・5(な・つ・ごおり。夏氷、かき氷の別名)の語呂合わせと、当時7月25日に日本の最高気温が記録されたからだと言います。

また、かき氷が最も売れやすくなるのは気温が30度を超えた日と言いますが、出来れば今年は(も)暑さ控えめでお願いしたいところですね。

※参考:
原田泉『一日一氷 日本の四季とかき氷』ぴあ、2016年4月
福田里香『かき氷の本』主婦と生活社、2008年6月

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