諡号・追号に徳の文字が贈られた歴代天皇の隠されたある共通点 (2/2ページ)

心に残る家族葬

恨みのせいなのか、崇徳天皇の死後は、後白河天皇の近親者が立て続けに亡くなっているのだ。このように、崇徳天皇の怨念を残さないように、徳の字が贈られたのである。

■最後に…

一般的に「徳」と聞くと徳を積むと言ったりするように、善い行いを示している。なので、このような話を聞くと恐ろしく感じるかもしれない。しかし、現代よりも名誉が重んじられていた昔は、悲しいエピソードがあったとしても死を汚さず美しいものとして「徳」の字をあえてあたえたのではないだろうか。どうか安らかに、我々を見守っていただきたい。

■参考資料

■「名前でよむ天皇の歴史」(遠山美都男/朝日新聞出版)


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