二保旭「虎デビュー」で弾き出されるのは藤浪晋太郎!? (2/2ページ)
同6日からのヤクルト3連戦で先発する結果次第では、二保の先発定着も十分に考えられる。
「リリーフ陣全体が登板過多になっています。藤浪、斎藤、及川など本来なら先発で投げさせるピッチャーをそちらに配置換えさせました」(同前)
また、故障で戦線を離れていた高橋遥人もすでにブルペン投球を再開している。高橋は当然、先発で使う。となれば、藤浪晋太郎はやはり、リリーフのままか…。
「後半戦、高橋が先発で投げられるのなら、二保をリリーフにまわす余裕も出てきそう。7回は二保、8回は岩崎、9回はスアレスという継投策が確立されるかもしれません」(在阪記者)
そうなった場合、藤浪は先発ローテーションに復帰するのではなく、二軍再調整となるだろう。藤浪が一軍に再登録されたのは、6月4日。二軍での調整がうまくいったからではなく、リリーフ陣の人手不足を補うためだった。「先発投手としての再調整」の名目にはなりそうだが、二保の加入で厳しい立場におかれたのは藤浪ということになりそうだ。
(スポーツライター・飯山満)
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