サンスポ水戸正晴の「絶対万券」論「クラージュゲリエが巻き返す」 (1/2ページ)

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サンスポ水戸正晴の「絶対万券」論「クラージュゲリエが巻き返す」

 織姫と彦星。梅雨時にあっては、この1年に1回の逢瀬を垣間見ることもできない。星空を仰ぎ見るわけには、なかなかいかないからだ。とにもかくにも、小回り福島で行われるハンデ戦の七夕賞。難解このうえないGIII戦で、波乱含みであることは、過去のデータが示している。

 02年に馬単が導入されて以降、これまでの19年間、馬単による万馬券は7回(馬連は6回)。この間、1番人気馬は4勝(2着3回)、2番人気馬はわずか1勝(2着3回)。1、2番人気馬によるワンツー決着は皆無なのだから、推して知るべしだろう。

 過去19年を振り返ると、古馬の善戦ぶりが目立っている。

 本来はこの時期、充実期を迎える4歳馬が活躍して当然だと思うが、意外や最も連に絡んでいるのは6歳馬で、8勝(2着7回)と群を抜いている。次いで5歳馬の7勝(2着6回)なのだが、それに比べて4歳馬は、わずか2勝(2着3回)。このあたりは頭に入れておいていいだろう。

 ハンデでみると、56~57キロの重ハンデを課せられている実績馬が頑張っている。過去19年で57キロの馬が8勝(2着3回)、続いて56キロの3勝(2着3回)、55キロの2勝(2着7回)というもの。軽ハンデ馬に目を向けすぎるべきではない。

 そうしたことを踏まえたうえで期待を寄せるのが、クラージュゲリエだ。

 前走の鳴尾記念は7着に敗れたが、3カ月ぶりの実戦で重め残りの状態。折り合いを欠き、引っ掛かる場面があったほどで、まずは参考外としていい。その後は、ここを目標にしっかりと乗り込まれ、1週前の追い切りも軽快かつリズミカル。状態のよさは明らかで巻き返しがあっていい。

 デビュー3戦目でGIII京都2歳Sを勝ち、クラシックでも、と注目された馬。皐月賞5着、ダービー6着の実績は褒めてよく、地力は確か。その後は、ひと息足りない競馬が続いているものの、そろそろ2つ目の重賞を手中にしていい。

 5歳馬であり、恐らくハンデは56キロ止まり。チャンスは十分だ。

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