トイレなんか行くな!戦国時代の名軍師・竹中半兵衛が我が子に施したスパルタ教育 (3/4ページ)
トイレ)へ……」
「ならぬ!」
「も、洩れそう……」
「ならばここでせぇ!」
「そんな……」
ここに小便をたれるとも、軍物語をしている大事な席を立ってはならぬ……説話集『常山紀談(じょうざんきだん)』によると、半兵衛はそのように左京を叱ったそうです。
「こらっ!真面目に聞け!」過去の戦訓が、ここ一番の活路につながることも(イメージ)
ちなみに、軍物語とは過去の合戦について語り聞かせることですが、ただの昔話とは違いれっきとした軍学の一環で、当時の合戦における勝因/敗因を探り「自分ならどうするか」を真剣に検証する場でした。
「たわけ!軍物語を聞く時は、自分が『いま戦さ場にいる』ものと思えと教えておろう!それとも何か?そなたはいざ戦さ場において、敵に『厠に行きたいから、しばし待て』とでも頼むつもりか!」
演習を演習と思って臨んでは、いざ本番に実力が出ない。我が身の生き死にがかかっている場面で、厠もへったくれもあるものか……そんな常在戦場の精神を叩き込んだお陰で、左京もまた名将に成長して数々の武勲を立てたのでした。