武井壮が差別容認?仏サッカー選手の問題動画に「あの程度を許せない世の中はイヤ」

まいじつ

武井壮が差別容認?仏サッカー選手の問題動画に「あの程度を許せない世の中はイヤ」

タレントで元陸上競技十種競技の日本王者・武井壮が7月7日、自身のYouTubeチャンネルで生放送を配信。サッカークラブチーム『FCバルセロナ』に所属するフランス代表MFデンベレ、FWグリーズマンが日本人男性に侮辱発言をしている動画について「あの程度を許せない世の中はイヤだなと思うんだけどね」とコメントし、物議を醸している。

問題の動画はデンベレとグリーズマンが2年前に来日した時のもので、ホテルの部屋でテレビゲームをしようとした彼らが、設置に来たホテルのスタッフをカメラで撮影し、その容姿や言語を侮辱したとされている。

武井は視聴者からこの問題について質問されると「でもさ、若い人たちってあんなこと言うじゃん? ネット上だともっとひどいこと言ってる。母国語でもない我々があの動画を翻訳した文字を見たところでさ、敵意のあるように見える言葉になる」とコメント。

続けて「銀座で、どこかの国の人が座っていて、悪く言っていた時期もあるじゃない。でも、それは文化の違いだからさ。俺らも海外に行ってテレビつけたら、アラビア語で字幕が出てきたら『全然わかんねぇよ! この字のうにょうにょは何?』って言うじゃん。それくらいの感覚だと思うんだよな。だから、そういう言葉を使うのは良くないんだけど、そんなに怒り狂うことではないのかなって思うんだよね。若い子たちが冗談を言い合ってるくらいのところなのかなと。あの程度を許せない世の中はイヤだなと思うんだけどね」と、持論を展開した。

“侮辱発言”を巡る異論があちこちで噴出

武井の発言に、ネット上では

《良いこと言っている風だけど、これはこれで問題発言では。この発言をヨシとすると、日本でもフランスでも差別的言動が減らないよ?》
《これは「差別されたら差別し返しても良い」と言っているようなもの。プロスポーツ選手であれば尚更「お互い様だ」で誤魔化してよい話ではないでしょ》
《「俺たちだって外国の悪口言ってるし。お互いさまだし」で何もなかったことにしようということか。フェンシング協会の会長がこの程度の意識で大丈夫なんだろうか》
《「言われた方は不愉快だよ」と言うならまだしも、「日本人もよくやってるから、大目にみよう。お互い様だよ」はさすがにないわ》

などと、非難の声が殺到している。

この問題については、都内在住のフランス人ユーチューバー・オレちゃんも意見を発信。『フランス人サッカー選手の日本人差別発言について、みなさんに伝えたい事があります。【フランス人の反応】』という動画を投稿し、問題発言を翻訳した。

動画を見ながらオレちゃんは「ああ〝酷い顔〟ってはっきり言ってますね。意味もそのままです」と説明。続けて「『ウイイレやるためにこの酷い顔を呼ぶなんて恥ずかしいと思わないのかよ』って言ってますね。この『恥ずかしいと思わないのかよ』っていうのは、グリーズマンに対して言っていて、日本人に対してではないです。まぁでも、〝酷い顔〟っていう表現がかなり人種差別的なのは間違いありません」と解説した。また、動画でスタッフをズームしていることに「わざわざ顔にズームして笑ってますね。これは酷い」と切り捨てた。

2人の発言については、『2ちゃんねる』開設者の〝ひろゆき〟こと西村博之氏も《酷い悪口ではありますが人種に言及した言葉ではないと思いますが、いかがですか?》《悪口を完全に禁止すると、上司の愚痴も言えないし、お笑い芸人も違法》などとツイートし、擁護の姿勢を見せている。

両者の言い分には賛否両論あるが、果たして今回の議論はどのように収束するのだろうか…。

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